平安時代に誕生した敬老の日とは
どなたでも、敬老の日というものをご存知でしょう。9月15日を祝日にしており、その日にあたります。若い方が高齢者を敬う日となっていますが、その起源をご存知の方は少ないでしょう。この歴史は非常に長く、そして由緒のあるものです。
ここで簡単にその歴史について触れていきましょう。敬老の日は、平安時代に考案をされたものです。もともとは貴族の間で実行をされてきたもので、自身の親だけでなく朝廷で暮らす年長者の長寿を願う神事というものでした。これを一般庶民に普及をさせたのが、菅原道真公です。
道真公は学問の神様として知られていますが、もうひとつの顔が儒学者です。儒学とは古代中国で学ばれていた学問で、家族を大切にすることを第一に考えているのが特徴になっています。そのなかに、高齢者は人生の先輩と言われており、敬老の日へとつながるわけです。当初は太宰府という今の福岡県で広まり、その後は平安京から関東へと伝わりました。
高齢者といっても当時の平均寿命は約45年となっており、今の半分程度までしか生きられなかったわけです。まだまだ現役時代の方に対して、敬老という考えを持っていました。現在では人生100年時代となっており、子供から孫・ひ孫がお祝いをおこないます。プレゼントを贈る方から感謝の言葉を述べる、お手伝いをするなどさまざまな姿で対応をされるわけです。
その背景にあるのは、自分よりも長く生きている方を敬うという精神です。敬老の日のことならこちら
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